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Q&A

核心をついた良くある5つの質問

Q 経営者は責任が重いので、親から継げとは言えないのですが?
Q 経営者は面白いし、社会にとってこれほど大事な仕事はありません。
「なる」と決めるのは大人になってからで良いと思います。
しかし、「経営者やリーダーになる勉強とトレーニング」だけは小学校1年生から6年生でトコトンやっておかないと、中学生1年以降ではそのチャンスがありません。20歳ぐらいの就職活動の時期にでも、やれると思ったら本人が現社長に申し出たら良いと思います。
Q 経営者には重い負担と責任があります。その能力があるかどうかわからないのに、小さいときに始めるのはかわいそうではないですか?
Q そうですね。経営者には会社を潰せない重い負担と大きな責任があります。しかも10年に一度はリーマンショックやコロナ禍等のような、外部環境の脅威が起りますし内部環境が原因の失敗やリスクがあると思います。
だからこそ経営者になる人物は、小さいころから鍛錬をして、勉強だけでなく経営者としての必須資質を身につけなければならないと思います。
即ち、非認知能力と言われる「判断力」「実行力」「忍耐力」「アイディア力」「勇気」「利他の精神」「リーダーシップ」など小さい時から鍛錬をすることで、その能力が身につきますし、大抵のことはクリアできるのではないでしょうか。
Q 経営で新しいことに挑戦すれば失敗した時にリスクが伴います。最悪倒産するかもしれないリスクを子供に背負わせたくないと考えています。
Q 核心にせまる質問と思います。
起こるリスクを乗り越える能力を身に着けることが出来れば解決すると思うのです。それは簡単ではないですが、3つの鍛錬が必要でいずれも小さい時からの努力であると思います。
①まず自分が実力をつけることです。自分が誰にも負けない努力をすれ ば誰でも実力がつきます。そうすると自信ができて尚且つ周りの皆を大事にすればみんなの協力を得られます。
②右腕を作ることです。経営者は孤独だから不安になります。誠実で努力をしてくれる、気骨のある右腕を見つけることです。それに は自分が誰にも負けない努力をし、みんなに尽くせばきっと見つかります。そのために「いろは歌」を暗唱し、非認知能力を身につける 事、野外体験で実行力をつけることで右腕を作る能力が磨かれます。
③努力をして普段から資金のダムを作っておきます。経営者になれば不採算部門があれば閉鎖する判断力と勇気、有望な部門を普段から作っておく「アイディアと実行力」が必要になります。川登りの鍛錬や富士山登山等で判断力と勇気、里山体験でアイディアや実行力を習得できます。
Q 時代の変化が激しく、今の商品や仕事の内容のままでは、需要が変わってしまうので、子供に引き継ぐのは難しいのではないでしょうか?
Q それはそうです。プロダクトライフサイクルの衰退期に入っている商品や仕事の内容は変わるでしょう。今ある仕事をそのまま継続することは難しいと思います。しかしまずは継がせることを考える事が重要と思います。
承継するかどうかは子供が20歳を越えてから判断したら良いと思いますなぜなら、次の2つの理由が考えられます。
①子供さんが経営者である父親の背中を見て育っているので、一生サラリーマンで働くことを考えるでしょうか?起業を志す可能性が高いと思われませんか?
②全くゼロから新規事業を起業することはもっと難しいのではないでしょうか?土地や工場や店があり第一、長年勤めてくれた信用できる従業員もいるわけです。彼らの高い技術や潜在したノウハウを持っているわけです。その隠れた資産を活用すべきではないでしょうか。ゼロから始める企業では雇用面で必ず苦戦するでしょう。現在の事業を続けながら、親子それに社員で新しい事業を常に考える必要があります。子供さんがゼロから自分で始めたとしても、実になるのに最低5年から10年は必要になるでしょう。そのうちに陳腐なものになってしまうことを考えておく必要がありますので、父親の事業を引き継いで徐々に新しい事業に移行する方が資金のダムを作りやすいと思われませんか。小さいころからの鍛錬で、数年後に「衰退期に入ることへの対処能力」を養い、新しいプロダクトを生み出すことが大切です。非認知能力から生まれる「戦略」「戦術」「アイディア」で、新規商品に移行しやりきる「決断力」や「実行力」や「勇気」や「リーダーシップ」等を身につけてあげることが大切ではないでしょうか。
Q 継承にこだわるよりも、子供のやりたいことをやらしてあげた方が良いのではないですか。子どもの人生なんだから。
Q 本当の教育とは何か?大きな話ですが、こんなお話があります。
安政6年(1859)、江戸で処刑される直前に松陰は、晋作に手紙を送っています。それは晋作の「男子の死ぬべき時はいつか」という問いに、松陰が回答したものでした。 「生きて大業を成す見込みがあれば、いつまでも生きよ。死んで不朽の価値があると思えば、いつでも死んだらよい」。この松陰の教えが、晋作の生き方を決したように感じます。(歴史街道2017年8月19日公開より抜粋)
せっかく経営者のあなたの子供として、縁あって生まれてきた大切なお子さんには、偉人の言葉が凝縮した「いろは歌」や「野外体験」でしか学べない、「判断力」「決断力」「実行力」「勇気」「利他の精神」「リーダーシップ」などの非認知能力というSAKUDOの本当の教育を受けさせてあげるべきではないでしょうか。
継ぐ継がないは、就職活動の時期である20歳頃で判断する力を身につけてあげれば、家業を継いでも、別の企業に務めても、ゼロから起業しても、きっと大成できる人物に育つと考えています。
ただ、A4でも述べましたように、ゼロから起業するよりもいまある自社の中で自分の起業力を生かすことをまず考えるべきと思います。
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